皆さん、こんにちは。
旅する資産形成の専門家、大輔です。
今回は【法人で資産形成・資産運用すべき5つの理由】をお話していきます。
こんな方はぜひご覧ください。
✔︎法人・個人事業主である
✔︎会社の資金で資産形成を検討している
✔︎銀行にお金が眠っている
会社のお金は銀行においたままで特に資産形成してません。
このような方が非常に多いと感じます。
当然、会社のお金ですから事業資金として流動性がある場所においておくことは理解出来ます。
しかし、最低限の事業資金以外は利息もほぼ付かない場所にあっても意味ありません。
そこで今回は法人資金の活用すべき理由5つをお話していきます。
法人で資産形成するべき理由
個人では積立NISAやiDeCoに取り組んでいますが、法人で取り組むメリットはありますか?
私自身、法人経営しておりまして、法人資金で資産形成しています。
5つのメリットをお伝えしますね!
理由①税率が低くなる可能性がある
単純な税率だけをみると、個人の場合売却益や配当金にかかる税金の税率は20.315%、対して会社の場合は30数%の税率ですから決して会社が有利なわけではありません。
しかし、会社という器を使うことで、実質的に税率が個人の税率20.315%を下回る形にすることもできるのです。
例えば、個人の株式投資では、必要経費に含めることができるものは売買手数料など非常に限定的です。
一方、会社ではいろいろな経費を使うことができますから、その分所得を圧縮して税金を抑えることが可能となります。
役員報酬を自身や家族に払うことで、会社ではそれを経費にできますし、所得分散および給与所得控除の活用による個人・会社を含めたトータルの税額の圧縮が実現できます。
理由②まとまった資金で運用できる
基本的に個人資産よりも会社資産の方が多いと思います。
当然、金額が大きくなればなるほど運用効率が上がります。
またコロナ融資でより多くの現金を保有している会社もあるので、そのお金の一部を積立していく会社もあります。
理由③お金に働いてもらう
会社経営者は「人・モノ・お金」が命です。
人=従業員
モノ=機材、PCなど
お金=??
お金はどのように働いてもらうのがいいのでしょうか?
それは
金利です。
仮に1億円銀行口座にあるとしましょう。
日本の金利、0.002%なので一年後に増えてる金額はたったの2000円です。w
運用で4%の金利が付くと、400万円も増えます。
理由④損益通算ができる
例えば、株やFXで損失を出しても給与所得の税金は払わなくてはなりません。
FXと先物は「雑所得」として損益通算できますので、先物で損失を出しFXで利益を上げた場合は、FXの利益と先物の損失を相殺して税金を減らせます。
しかし、株式とFXは損益通算できないので、FXで利益を出し株式で損失を出してしまった場合でも、FXの利益で発生した税金を減らすことはできません。
一方で、法人口座であれば損益はすべて合算できます。
理由⑤事業継承に向けて
オーナー社長だからこそ、次の世代にどう繋げていくかを考えるときがいつかはきます。
死ぬまで現役と思っていても、後に残される方々のことは気にしてあげたいものです。
社長職のみを退いて外部から社長を雇い、自身はオーナーに徹する方法もあれば、持株を信頼できる人物に売却して、別の事業に打ち込む方法もあるでしょう。
事業の承継は、資産運用と無関係では?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実はそうではありません。
こうした所有関係の変化が訪れるときは、資金の置き場について再考をするいいチャンスになります。予め自社株を信託しておくことも一つの選択かもしれませんし、また売却後の資金をどのように管理すれば次のステップにおいて効率的に動けるかも考える必要があります。
M&Aなども考えなければならない瞬間がくるかもしれません。
退職金の準備を始めることもできるかもしれません。
こうしたアレンジメントもまた、資産運用の一つの側面と捉えるべきでしょう。
注意すべきポイント
法人で資産形成、資産運用するのはいいことはわかりました。
デメリットはないのでしょうか?
実はしっかりと計画性を持って資産形成、運用しておかないと後々大変なことになります。
注意点を見ておきましょう!
流動性
あくまで会社の資金となるので、メインは事業資金です。
いつでも使えるようにしておくのでベターではあります。
しかし、資産形成は基本的に長期・中期的に行う方がリスクが軽減されるので、そういった意味では相性は良くありません。
できるだけ、ロックがかからないような条件で資産形成するのがいいでしょう。
資金が減る可能性
投資をするわけなので、当然リスクも存在します。
資金が減る可能性も視野に入れなければなりません。
余剰資金とはいえ、大きく損することは避けたいところ。
そうなってくると、リスクを抑えながら資産形成する必要があるので、リターンを求めるより負けない運用を心がけるべきでしょう。
リターンだけに囚われないようにしましょう!
契約時の書類の煩雑さ
個人よりも法人の方が書類や手続きが煩雑になる可能性があります。
商品などによりますが、登記簿謄本や印鑑証明書、決算書3期分など。
一度揃えてしまえばそこまで問題ではありませんが。
まとめ
【法人で資産形成すべき5つの理由】についてお話をしてきました。
・法人で資産形成・資産運用するメリット(税率・損益通算・事業継承など)
・デメリット(流動性・資金減少の可能性など)
眠っている資金がある企業様、ぜひこのタイミングで資産形成・資産運用をしていきましょう!
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました!
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