【簡単解説】バンガード社 VT,VTI,VOOの違いってわかる? 【積立NISA】

投資

このブログ記事で得られること

✅VT(全世界株)VTI(全米株),VOO(S&P500)の違いがわかる

✅過去のパフォーマンス

ファイナンシャルプランナーのだいすけです!
3000人以上のライフプランニングをした経験があり、25歳で起業して【経営者】+【投資家】の肩書きを持っています。
また20カ国、40都市以上をお金をかけずビジネスクラスで旅行したことから《旅するお金の専門家》として活動しています!

近年、積立NISAの口座開設が多くなり、投資する人がとても増えました。

その中でも人気があるのが【VT】【VTI】【VOO】というバンガード社が出している米国ETF(上場投資信託)です!

その違いを見ていきます。
最後までご覧頂くと、今後みなさんがどこに投資すべきかが見えてくるでしょう!

VT,VTI,VOOとは?

まずは、VT,VTI,VOOのそれぞれの構成銘柄を比較です。
銘柄を比較すると分かりますが、VT・VTI・VOOは大体似たような銘柄で構成されています。
しかし各銘柄が占める割合がVT・VTI・VOOで異なります。

VT

VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)は、バンガード社が運用している米国ETFです。

先進国や新興国市場を含む約47ヵ国の約8,000銘柄で構成されているので、これ一つで世界中の株式銘柄に対して分散投資が可能です。

構成銘柄・セクター・地域

VTの組み入れ銘柄の上位は以下の通り。

銘柄構成比率セクター構成比率地域構成比率
アップル2.85%テクノロジー19.84%米国57.1%
マイクロソフト2.71%一般消費財10.65%日本7%
アマゾン1.98%資本財12.25%中国4.5%
フェイスブック1.1%金融15.49%英国4.1%
アルファベット(Google)0.97%ヘルスケア11.44%カナダ2.7%
生活必需品6.69%
素材5.01%
電気通信9.31%
不動産3.49%
公益2.67%
エネルギー3.42%

上位に組み込まれているのは、「GAFAM」と呼ばれる世界トップのIT企業ばかりです。

米国が半分以上を占めており、次いで日本株が多くなっています。

基本的に先進国が大半を占めていますが、東南アジアなどの新興国の株式も含まれているので、バランス良く世界株式に投資できるでしょう。

利回り

VTの直近配当利回りは、1.93%となっています。

決して高配当とは言えないですが、4半期に一度2%前後の配当金が受け取れるのは大きなメリットです。

特徴

✅世界中の株式に分散できる

✅経費率が低い

✅リバランスが年4回ある

VTの最大のメリットとも言えるのが、世界中の株に分散投資ができる点です。

VTの経費率は、0.08%と低く設定されています

日本の投資信託の信託報酬の平均は1%程なので、以下にVTの経費率が低いことがわかります。

VTは、四半期ごとに世界の株式の時価総額に応じて保有銘柄のウエイトを算定し、リバランスを行います。

VTI

こちらもバンガード社が出しているVTIは米国市場のほとんど全てをカバーしているETFです。

VTIの最大の特徴は米国株式市場のほぼ全体をカバーしている点です。

構成銘柄・セクター・地域

銘柄構成比率セクター構成比率地域構成比率
アップル4.95.%テクノロジー26.40%米国100%
マイクロソフト5.24%金融16.30%
アマゾン3.05%消費サービス14.20%
フェイスブック1.62%ヘルスケア14.00%
アルファベット(Google)1.88%資本財11.80%
テスラ1.88%消費財7.90%
バークシャーハサウェイ1.04%公益3.00%
石油・ガス2.60%
素材2.00%
公益2.67%
電気通信1.80%

構成銘柄を約3800とし、GoogleやAmazonなどの巨大企業だけではなく、成長を見守る中小型株も含まれています。

米国株式市場全体をカバーしているので、銘柄の入れ替えが非常に少ないのです。

比較をすると、「日経平均」は225銘柄、「S&P500」は500銘柄なので、3800銘柄は非常に多いことがわかります。

利回り

VTIの直近配当利回りは、1.45%となっています。

特徴

✅過去の実績をみてもパフォーマンスが高い

✅小型銘柄や中型銘柄を含む米国株式全体をカバーしている

✅経費率が低い

VTIの株価はすでに紹介した株価チャートからも分かるように、長期的に見ると右肩上がりとなっています。

仮に10年前にVTIを購入していれば現時点で価値は約4倍となっており、非常に高いパフォーマンスを発揮していることが分かります。

VTの経費率は、0.03%と低く設定されています

VOO

VOOとはバンガード社が提供するETFで、正式名称は「バンガード・S&P500ETF」です。
S&P500とあるように、米国の代表的な企業500社の株価を指数化している「S&P500」に連動するETFです。

構成・セクター

銘柄構成比率セクター構成比率地域構成比率
アップル6.67%テクノロジー27.50%米国100%
マイクロソフト6.39%ヘルスケア14.70%
テスラ2.39%コミュニケーション10.80%
アルファベット(Google)2.2%金融10.00%
エヌビディア2.09%資本財8.00%
フェイスブック1.99%消費財7.00%
バークシャーハサウェイ1.32%公益3.10%
石油・ガス2.80%
素材2.80%
公益2.67%
電気通信1.80%

先ほど紹介したVTIとかなり似ています。
違いはVTIは3800銘柄に対し、VOOは510銘柄となっています。

VOOの構成銘柄はS&P500に連動しており、VTIはインデックスに採用しているCRSP USトータル・マーケット・インデックスによって米国株式市場の投資可能な銘柄ほぼすべてカバーしています。

VTIの構成銘柄は中小型株も含まれているのに対し、VOOはS&P500に連動しているので大型株510銘柄で構成しています。

利回り

VOOの直近配当利回りは、1.55%となっています。

特徴

✅過去のパフォーマンスが良い

✅510社にリスク分散している

✅経費率が低い

VTI同様、パフォーマンスが高いです。
価格は過去10年間でおよそ4倍となっており、しっかりとリターンが出ています。

VOOの経費率は、0.03%と低く設定されています

まとめ

✅VTは世界全体,VTI,VOOはアメリカ

✅どれも優秀で大差はない

✅ここ10年はどれ買っても正解だった

2022年は株式市場はかなり荒れることが予想されます。

過去のパフォーマンスがいいからと言って、その後いいとは限りません。
人によってリスク許容度は変わりますし、方法も変わってきます。

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今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。

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