皆さん、こんにちは。
元外資系ホテルマンのマイルトリップです。
今回は【ハワイに住めるチャンス!グリーンカード抽選プログラム】についてです。
ハワイは誰もが憧れる旅行先であり、海外移住先です。
しかも、ビザの取得が世界的に見ても非常に難しいことで有名です。
ですが、【運】だけで永住権を取得できる方法があるんです。
それが
移民ビザ抽選プログラムです。
ハワイに住めるチャンス!
多くの移民を受け入れているアメリカ。
そのアメリカが発行するビザには多くの種類が存在します。
アメリカビザの種類
Aビザ | 外交・公用 | K-1ビザ | 米国市民の婚約者 |
B-1ビザ | 短期出張、商用 | k-3ビザ | 米国市民の配偶者 |
B−2ビザ | 短期観光 | Lビザ | 企業内転勤者(管理職・専門職) |
Cビザ | 通過(乗継旅行者) | Mビザ | 職業訓練生 |
Dビザ | 乗務員(クルー) | 0ビザ | 卓越能力者(芸能、化学、スポーツ、ビジネス) |
E-1ビザ | 貿易駐在員 | Pビザ | スポーツ選手、芸能人 |
E-2ビザ | 投資家、駐在員 | P-2ビザ | 交換制度上の芸術家・芸能人 |
E-3ビザ | オーストラリア人就労者 | P-3ビザ | 文化的芸術家・芸能人 |
Fビザ | 学生 | Qビザ | 国際文化交流訪問者 |
Gビザ | 国際機関関係者(外交) | Rビザ | 宗教活動家 |
H-1Bビザ | 専門家(特殊技能職) | Sビザ | 国際的テロリストの証人・情報提供者 |
H-2Aビザ | 臨時・季節農業者 | Tビザ | 人身売買の被害者 |
Iビザ | 報道関係者 | Uビザ | 特定の犯罪の被害者 |
Jビザ | 交流訪問者 | V-2ビザ | 米国永住権者の子供(12/21/2000以前に永住権者の21歳未満の未婚の子供として請願している場合のみ) |
これだけの数の種類のビザが存在します。
どれも難しそうだし、おれには無理そうだな…
確かに、上記のビザ取得はハードルが高いかもしれませんが、グリーンカード抽選プログラムは誰にでもチャンスがあります!
グリーンカード抽選プログラム
「移民多様化ビザプログラム」というグリーンカード(永住権)を取得することができるプログラムです。
抽選はコンピューターによってランダムに行われるようです。
言ってしまえば「運」で決まってしまうのです。
グリーンカード抽選プログラムの応募資格は以下の通り。
【応募資格】
・応募する本人または配偶者が対象国の出身であること
・高校卒業または同等の教育を修了している必要があり、小中高校での12年間の公式の教育課程を修了したことを証明できること。
もしくは、最低2年間の研修か実務経験を必要とする職業に過去5年以内に2年以上従事していること
実施期間は以下の通り。
【実施期間】
グリーンカード抽選プログラムは1年に1度。
毎年秋に実施。
2020年に実施された「DV2022」は応募期間が2020年10月7日から2020年11月10日正午まででした。
期間内に各自が応募できるのは1回のみです。
※夫婦の場合、2名共エントリー可能
抽選結果は翌年の5月に発表
抽選結果がわかるのは、翌年の5月頃。
応募の際に発行された自分の確認番号を使って、毎年5月上旬から9月頃まで、グリーンカード抽選プログラムのサイトで、自分の当選状況を確認することができます。
当選したら必ずしもグリーンカードが発行されるわけではありません。
グリーンカード抽選プログラムの倍率は1.26%
アメリカ国務省のウェブサイトで発表されているデータによると、DV2013に日本から応募した人は51,775人、DV2014は51,646人、DV2015は50,501人と、毎年5万人前後が応募しています。
そのうち当選したのは、DV2015は636人と発表されています。
日本だけで考えると当選確率は1.26%ということになります。
さらにDVプログラムで取得したDVビザによって、アメリカに日本から実際に移民となって入国した人の人数は、2014年が269人で、データが公開されている2005年から2014年までで毎年200人前後となっています。
当選する確率がわずか1%で、実際に移民として移住する人は、そこからさらに半分以下に減っているということです。
煩雑な書類審査や英語での面接
せっかく審査通過したのも関わらず、実際に移住する人はなぜ少ないのか。
それは、煩雑な書類審査や英語での面接があるからです。
書類不備になる人も多いようです。
もちろん、書類の記入も全て英語です。
書類審査に合格すると、米国指定の病院で健康診断と予防接種を受けます。
家族全員の健康診断が必要で、1人3万円前後するようです。
その次が面接です。
こちらも全て英語でのやりとりとなります。
書類作成やアドバイスは弁護士事務所
全ての書類を1人で行うこともできますが、弁護士事務所などがサービスしている場合もあります。
申請サポートや書類の作成アドバイスなども弁護士事務所がサポートしてくれるようです。
応募締め切り近くになると申込者が世界中から殺到するため、システム障害などが起き、エントリーできない事態になる可能性があるとアメリカ国務省は警告を出しています。
そのため、締め切りより余裕をもって応募することが大切です。
かかる費用
代行会社を利用して応募する場合は、1人あたりの費用が$50~100程度必要です。
しかし、自分でグリーンカード抽選プログラムに応募するのなら、費用はかかりません。
問題は移住費用です。
海外への引越し、住居、子供の学校、などなど。
YouTubeのちょいLOCOチャンネルさんがこの辺を詳しくお話ししてくださっています。
英語に不安のある方や心配性な方、確実に応募したいという方なら、代行会社を利用するというのも一つの選択肢でしょう。
しかし、この後に控える書類作成や面談などを考えるとある程度英語ができないと厳しいように思います。
グリーンカードプログラムに当選したら
当選したらすべきことをここから述べていきます。
当選からDVビザ取得へ
毎年5万人と枠は決まっているものの、実際の当選者数は5万人を上回っています。
なぜかというと、上記でも述べたように、全員が書類審査など通過することがないからです。
なので、あらかじめ多めに当選者を選出します。
申請資格はプログラム年次の9月30日までと期間が定められていますが、それより早い段階で50,000件のDVビザが正式に発行された場合は、その時点でプログラムは終了となります。
つまり、当選してもその後の手続きをすぐに行わなかった場合は、ビザ取得ができない可能性もあるということです。
ちなみに、抽選に応募するためには費用がかかりませんが、当選した後にDVビザを取得するためには所定の費用が必要となります。
180日以内に渡米
面接審査通過後の約1ヶ月後、移民ビザの許可が降ります。
許可が降りたら180日(6ヶ月)以内に渡米しなくてはなりません。
180日は短いですね。
この期間に、引越し、仕事関係、子供の学校関係、住居の確保などが必要となります。
住居の確保が大変
特に大変なのが、住居の確保。
ちょいLOCOチャンネルさんもおっしゃっていましたが、日本とアメリカの住居に関する違いがあります。
住居の購入か賃貸かです。
日本の場合、賃貸人の方が強いと言われています。
しかし、アメリカの場合は逆でオーナーの権利の方が強いと言われています。
極端な話、オーナーが「来月から退去してください」と言われればそれに従わなければなりません。
好ましいのは住居は購入することです。
現地での信用は全くないため、外国人投資家として日本での実績などを提示し、金利や借入期間が決まるようです。
仕事の確保
仕事の確保も重要です。
ハワイに移住するということは、日本での仕事を引き続きするか、現地に転職するかです。
みていきましょう。
ハワイの生活
日本人が大好きなハワイ。
しかし、好きな場所が住める場所とは限りません。
食事や文化の違い、人種の違いなどカルチャーショックを受けることが考えられます。
日本との比較し、ハワイに移住して生活をするとどのような点に注意しなければならないのか。
ハワイに移住する3つの注意点
①高い生活費
1番は生活費です。
色々調べてみると以下のようになります。
項目 | 費用 |
住居 | 賃貸:ワイキキ周辺1R 12万円〜 ワイキキ以外1R 7万円〜 購入:ホノルル市内 2000万円〜 |
食費 | 外食:2000円〜/回 |
通信費 | 20,000円/月 インターネット代+携帯電話2台分 |
洗濯費 | 4,000円/月 ※集合住宅が多いハワイでは、騒音を防ぐため洗濯機がない場合も |
交通費 | バスでの移動が主流 ・2.5ドル/回 車の購入:200万円〜 |
保険料 | 20,000円/月 |
その他 | 50,000円〜/月 趣味や交際費など |
30万円程ないと厳しそうですね。
ここに税金もかかってきます。
アメリカの税金制度は、州によって異なります。
ハワイは、約4.166%の州税がかかります。
ただし、オアフ島のみは約4.712%の州税となります。
またアメリカならではの慣習として、チップがあります。
チップは、だいたいの相場として約15%です。
場合によってはチップ代は前後することがあります。
観光地ということもあり、ハワイの物価は比較的高いと言えます。
日本で生活するよりも、生活費が約1.5倍近くになると考えておくとちょうど良いかもしれません。
ハワイ現地の人もハワイの物価高には苦しんでいるところがあり、昼間は銀行で働き、夜はレストランの店員というようなWワークをしていることが当たり前になってきているようです。
せっかくハワイに移住するのだからゆったりと暮らしたいと考えるなら、ある程度の貯蓄を持っておくか、コンドミニアムの家賃収入というような不労所得を確保しておく方がいいでしょう。
②高い医療費
日本では医療保険制度があるため、医療費の7割は国のお金で賄われますが、ハワイにはそのような制度が無いため結果的に日本に比べ、医療費が高くなります。
例えば、ハワイでは救急車を呼ぶのに7〜8万円を出さなければなりません。
日本では、救急車を呼ぶだけでは費用の請求はありません。
救急車の中で治療を受けた場合には13,000円を請求されます。
日本と同様、個人または企業単位で加入できる医療保険もあり、ガン保険、傷害保険、疾病保険が購入可能です。
米国の生命保険は日本よりも保険料が低額で利率が良い傾向にあります。
③低い教育水準
実は、ハワイ州の学力レベルは全米50州の中でも最低クラスと言われています。
ハワイでは、日本と違い、6歳から18歳までの12年間が義務教育期間となります。
私立の学校に入れば高い教育を受けることができますが、公立校と比べ授業料が高くなってしまいます。
公立校は授業料が無料です。
給食やスクールバスは有料です。
日本の外務省のデータによると、ハワイ州内の公立学校(幼稚園から高校を含む)は290校、私立学校は117校。
人口約130万人にしては私立校の数が多い印象です。
ハワイの私立校の中でも最も名門といわれているのが、プナホウ・スクールとイオラニ・スクール。
どちらも幼稚園から高校までの一貫校で、「お受験」が必要な超難関校。
プナホウ・スクールは、オバマ前大統領の出身校でもあります。
レベル高い教育を受けることができますが、そのぶん学費も高額。
ちなみに、昨年度のプナホウの授業料は22,950ドル。
ということは、年間200万円以上!
日本の私立大学より高いのではないでしょうか?
授業料だけでなく申請料や入学金、給食費などもかかります。
ハワイの私立校の中でプナホウ、イオラニと並んでレベルの高いのが「カメハメハ・スクール」。
この学校は、ハワイアンの子供たちの教育を目的として創設され、ハワイアンの血筋を受け継いでいないと入学することができません。
レベルの高い教育を格安の授業料で受けることができるため、とても人気が高く、こちらも超難関。
年間の授業料は、なんと約3,000ドル! 人気が高いのも頷けます。
日本人が働ける場所
実際に抽選に当選しても、私英語はそんなに話せないわ。
このように思う人も多いでしょう。
では日本人が働ける場所はどういったところがあるのでしょうか。
見てみましょう。
サービス業
観光に盛んなハワイでは、飲食店はもちろん、エステ店、マッサージ店、ネイルサロン、ウェディングなどのサービス業があります。
カフェやレストランであれば、ある程度英語ができれば仕事ができそうですね。
観光業
全人口が約150万人のハワイ州へ訪れる観光客数は日本人を含め年間800万人。
ハワイ州GDPの約25%を観光業が占めており、観光業はハワイ経済の中心となっています。
農業
温暖な気候に適した農作物の生産もハワイ経済の一翼を担っています。
ハワイの農作物と聞けばパイナップルやマカデミアンナッツを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
それらに加え、コーヒー、サトウキビ、ココナッツ、バナナなども盛んに生産が行われています。
その他
専門職や技術職であれば、医療関係、弁護士、会計士などでの仕事もできるでしょう。
また日本ですでに起業されている人で、ハワイでも仕事ができる人であれば楽ですね。
IT系、金融系の職種であれば可能でしょう。
英語が話せなくても就労できる
日本人専門の各種サービスは日本人を理解していることや日本語が流暢に話せることが重視されますので、仕事そのものにおいては英語力をあまり必要としない職種があるのは事実です。
また、日本人専門のサービスを提供している会社は日本人がオーナー経営者という場合も多いため、面接が全て日本語で行われることも珍しくありません。
英語が話せない場合でも就労できる可能性はあります。
英語ができる方が望ましい
採用する側のことを考えれば、ある程度英語ができる方が望ましいです。
同じ能力の人が2人いて、1人はペラペラ、1人は英語ができなかったら当然前者が選ばれます。
移住するのであれば、勉強しておくのが間違いないでしょう。
まとめ
【ハワイに住めるチャンス!グリーンカード抽選プログラム】について解説してきました。
【今日の内容】
・年に1度グリーンカード抽選プログラムがある
・当選してからの手続きや面談など多々あり
・永住権取得したら180日以内に渡米しなければならない
・生活費は高く、教育水準は低い(私立などは別)
・英語が話せればある程度仕事はある
誰もが憧れるハワイ移住が【運】で叶えることができるチャンスです。
しかし、【運】は自分で引き寄せた人にやってくるものだと思います。
私も海外移住に関しての情報を集め出してから、このグリーンカード抽選プログラムを知りました。
確率は高くありませんが、10年連続で申込みをし審査に通った人もいるようです。
海外移住やハワイ移住にご興味のある方は、今年の秋に抽選申込みしてみましょう!
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
エラー: コンタクトフォームが見つかりません。
コメント