皆さん、こんにちは。
元外資系ホテルマンのFPトリップです。
今回は「保険は掛け捨て、貯蓄性どちらがいいの??」についてです。
こんな方は是非ご覧ください!
✔︎生命保険に加入している
✔︎見直しを検討している
✔︎月3万円以上生命保険に加入している
結論!!
生命保険は掛け捨てにすべき!!
その理由をお伝えしていきます!
貯蓄性保険と掛け捨て保険
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「貯まる保険」と「貯まらない保険」だったら貯まる方が良いに決まってるでしょう!
このように思う方も多いと思います。
それぞれの特徴を見ていきましょう!
貯蓄性保険
保険の役割としては「万が一の保障」が主です。
この保障だけでなく、積み立てる金額が戻ってくる保険を貯蓄性保険といいます。
大きく分けると3種類あります。
①終身保険
保険期間は被保険者の一生涯にわたり、保険期間中に解約などをすると「解約返戻金」としてお金を受け取ることができる商品。
被保険者が亡くなったとき、あるいは約款所定の高度障害状態になったときに、保険金が支払われる保険です。
名前のとおり、被保険者の一生涯にわたって保障され、契約が続くかぎり、いつか死亡保険金を受け取ることになります。
そのため、保険期間の決まっている定期保険に比べて、保険料は高めに設定されています。
②養老保険
保険期間(保障される期間)が決まっており、保険期間が満了したときに被保険者(保障の対象になる人)が生存している場合に、お金を受け取ることができる商品。
定年退職と同時期に満期を迎える養老保険に加入すると、現役の間は死亡保険金で万が一に備え、満期を迎えた後は満期保険金を受け取り、老後の趣味や生活費にあてる、といった活用をすることができます。
もし途中で解約した場合には解約返戻金を受け取ることができますが、多くの場合、解約返戻金は払込保険料の総額を下回ります。
③個人年金保険
保険料を積み立て、一定の年齢を迎えると給付金(年金・一時金)を受け取ることのできる商品。
主に老後資金を準備するための保険です。
保険料を保険会社が運用したお金を年金原資として、60歳、65歳など契約時に設定した年齢に達すると年金を受け取ることができます。
貯蓄性保険のメリット
貯蓄性保険のメリットから挙げていきます。
貯蓄性保険のメリット①保険料が積み上がる
1番のメリットはもし途中で解約しても、多くの場合で解約返戻金を受け取ることができます。
養老保険のように保険期間が決まっている保険であれば、保険期間が満了した時点で、満期保険金を受け取ることができます。
貯蓄性保険のメリット②資産形成にもなる?
プランによっては払込保険料の総額を上回る金額の満期保険金や解約返戻金を受け取ることも可能です。
普段貯蓄がなかなかできない人には強制的に毎月徴収されることで自動的にお金が貯まるようになります。
貯蓄性保険のデメリット
良いことばかりではありません。
デメリットもみていきましょう。
貯蓄性保険のデメリット①保険料が割高
掛け捨て保険に比べ、貯蓄される機能があるため割高になります。
「保障が付きながらお金が貯まる」と思うと良いことだらけだと思いますよね?
ここに落とし穴があります。
民間保険の保険料は「保険金の支払い」と「保険会社の経費」に充てられます。
貯蓄性保険の場合、さらに「解約返戻金や満期保険金の積立分」が上乗せされるので、掛け捨て型保険に比べて保険料が高額になります。
貯蓄型保険は数十年単位の長期加入が前提です。
何十年も保険料を支払っていけるのか、加入前に考えてみましょう。
貯蓄性保険のデメリット②効率が悪い
生命保険会社の運用は「国債」や「株式」などで行っています。
結論から言うと、かなり手数料が取られながら運用されています。
ということは、預けているお金も増えません。
バブル時代であれば、運用自体かなりパフォーマンスが良かったので年間5〜6%程出ていました。
今の時代、生命保険で運用は効率が悪いと言えるでしょう。
ご自身で株式や投資信託で運用する方がはるかにコストを抑えられ、増やすことができるでしょう。
掛け捨て保険
掛け捨ての保険とは先程の貯蓄性保険と違い、満期になってもお金が戻ってこない、途中で解約してもお金が戻ってこない保険のことをいいます。
「支払った保険料が戻ってこない」=「保険の掛金が戻ってこない」ということから、掛け捨てといわれています。
こちらは4種類あります。
①定期保険
保険期間内に死亡した場合に、死亡保険金が受け取れる保険。
あるいは約款所定の高度障害状態になった場合に死亡保険金が支払われます。
保険期間は、10年、20年などの年数で決めるタイプと、60歳満期、65歳満期と満了時の年齢で決めるタイプがあります。
年数で保険期間を決めるタイプの定期保険の多くは、保険期間が満了すると更新することができ、更新できる定期保険のことを、「更新型」と呼ぶこともあります。
更新の際、保険料は更新時の年齢と保険料率で再計算されるため、同じ保険金額で更新する場合は一般的に保険料が高くなります。
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②収入保障保険
保険期間内に死亡した場合に、給料のように毎月一定額の保険金を受け取れる保険。
お給料のようなイメージで決まった金額を受け取れることに特徴があります。
受け取るお金を一括でもらうことも可能ですが、その場合の金額は継続して受け取る場合よりも少なくなります。
収入保障保険の特徴は、契約から期間が経過するほど、受け取るお金の総額が少なくなっていく点です。
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③医療保険
病気やけがによる手術や入院費用などに備える保険。
保障の中心は、入院給付金と手術給付金で、保険商品ごとに、通院保障、三大疾病や生活習慣病、がん、女性特有の疾病、先進医療への保障など、さまざまな保障が用意されています。
医療保険にも、保障される期間の決まった定期型と、一生涯保障される終身型がありますが、どちらであっても保険料は掛け捨てとなるのが一般的です。
④がん保険
がんによる手術や入院費用などに備える保険。
がん保険も医療保険と同様に、保障される期間の決まった定期型と、一生涯保障される終身型があり、どちらの場合も保険料は掛け捨てとなるのが一般的です。
掛け捨て保険のメリット①掛け金が安い
掛け捨ての保険には、保険料が安いというメリットがあります。
貯蓄型の保険のように積み立て分の保険料を支払う必要がなく、純粋に保障のみを買っているからです。
そのため、子育て世代などで大きな死亡保障が必要な場合に、掛け捨ての生命保険だと高額な保障の保険に加入しやすくなります。
掛け捨て保険のメリット②高額な死亡保障を準備しやすい
小さなお子さんのいる家庭など、何千万円も死亡保障を用意したいような場合、貯蓄性保険だと保険料が高額になります。
掛け捨て型保険を選択すると、保険料の負担を抑えて大きな保障を準備しやすくなります。
掛け捨て保険のデメリット①掛け金が戻らない
保険料が比較的安い点が掛け捨て型保険の魅力のひとつですが、保険期間の満了時や解約時に受け取れる満期保険金や解約返戻金はありません。
掛け捨て保険のデメリット②保障が一定期間で終了する商品が多い
掛け捨て型の死亡保険の場合、保障が一定期間で終了するため、一生涯の保障とはなりません。
ただし、医療保険やがん保険の場合は、終身で保障される掛け捨て型保険もあります。
「保障」と「投資」を分ける
貯蓄性保険と掛け捨て保険、2つのメリットデメリットを見てきました。
どちらも特徴がありますが、私の結論は変わりません。
生命保険は掛け捨てにすべき!!
保険の役割
皆さん、何のために保険に加入していますか?
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年齢的にみんな入ってるし‥
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お付き合いで‥
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担当者が親切だったから‥
こんな理由ではないでしょうか?
でも実は
保険は万が一の時に経済的に困らないために入るものです。
例えば、大病を患ってしまって大きな出費が出てしまった。
しかも数百万単位で。
もし手元に余剰資金がなければどうなるでしょう。
高額療養費制度
仮に治療費に100万円かかったとしましょう。
自己負担はいくらになるでしょうか?
所得区分によりますが、年収370〜770万円のレンジだと約9万円で済むのです。
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このように大病に患っても、高額療養費制度を利用することで大きな金額負担はありません。
これらのことを知った上で保険に加入すべきですし、基本的に医療保険などは必要ないことがわかります。
貯蓄や投資は別で増やす
金融商品には役割があります。
保険は万が一に経済的に困窮しないため。
銀行はお金を守るため(あくまで1000万円まで)、証券はお金を増やすため。
皆さんはそれぞれの役割が一緒になっていませんか?
銀行
昔の日本の銀行は、世界的にみてもトップクラスの金融機関でした。
定期預金10%以上付いていました。
今はどうでしょう。
0.002%です。
どう考えても増やすことには向いてないですね。
あくまで守るためくらいの役割でしょう。
といっても、ペイオフ(1行1000万円まで保障)があるので1000万円以上預けている方は注意してください。
証券会社
証券会社はお金を増やす場所です。
が、どれだけの人は資産を増やせているかと言うと、半数以下というデータも。
これは証券会社がダメなわけではなく、システムの問題です。
日本の証券会社は手数料ビジネスです。
いわゆる「回転売買」というお客様の資産が増えようが減ろうが、売り買いをしてもらえれば証券会社は儲かります。
もし運用するのであれば、ネット証券をおすすめします。
楽天証券やSBI証券がいいでしょう。
まとめ
「保険は掛け捨て、貯蓄性どちらがいいの??」についてお話ししてきました。
・生命保険は掛け捨て保険にすべき
・貯蓄性保険と掛け捨て保険の違い
・保障と貯蓄(投資)は分ける
日本人の90%は何かしらの生命保険に加入しています。
しかし、そのほとんどの方が内容をしらずに加入しています。
人間、何か失った時に気付きます。
私の友人は数年前、母親をがんで亡くしました。
彼はこのように言ってました。
「今思うと、母親にできることがもっとあった気がする。」
失ってからでは遅いのです。
保険は健康な状態でないと加入できません。
しかし、大抵の方が病気になり入院して
「もっと保険に対して考えておけば良かった」
と思うのです。
今一度、ご自身が加入されている保険の内容を確認してください。
健康な状態である、今です。
もし周りに相談できる人がいなければ、私がアドバイスすることもできます。
下のコンタクトフォームから送ってください。
人生、今が1番若い日です。
悔いのない日々を過ごしましょう!
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました!
エラー: コンタクトフォームが見つかりません。
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