【実録】ホテルマンの実態 給与や勤務体系【激務】

ホテル

皆さんこんにちは!

元外資系ホテルマンマイルトリップです!

今回は

ホテルマンの実態 給与や勤務体系」についてです。

私のプロフィールはこちらからご覧ください。

ホテルマンと世の中の人が休んでいる時に仕事をします。
土日祝、お盆休み、年末年始など。
そして、ほぼ定時では終わらない勤務体系。(今はまた変わったみたいです)
そんなホテルマンの日常について共有していきます。

ホテルマンの実態

私は約13年前、都内の外資系ホテルマンとして勤務していました。
当時20歳。

ホテルマンはサービス業であり、基本業務時間は決まっていますが大体残業になります。(そうでもないところもあります)
普段馴染みがないホテルマンの仕事を実際に働いていた私がお伝えしていこうと思います。

ホテルマンの勤務体系

ホテルマンはサービス業で24時間営業です。
常に誰かしらがサービスをしなくてはなりません。
特に私が働いていた「宿泊部」と呼ばれる、フロントやベルボーイなどは夜勤などがあり不規則勤務が多くありました。

早番

私が最も嫌だった早番です。w
勤務時間は《7:00〜15:00》です。
私は当時、埼玉の実家から都内まで片道2時間かけて通っていました。
7:00スタートとなると、家を出るのは4:30。
起きるのは4:00くらい外が真っ暗な時間帯です。

終わるのが早いのはメリットですが、15:00の時間帯はチェックインの準備やお客様のアテンドなど仕事が多く残っています。
なので、必然的に残業するのが当たり前となります。
だいたい18:00くらいまで働いていたので、10時間以上労働していました。

帰宅すると21:00近くで、ご飯食べて寝るだけという生活でした。
なかなか自分の時間を作りづらい勤務態でした。

遅番

私が最も好きな勤務時間です。w
理由は、残業がほぼないから。
14:00-22:00と終わりが決まっているため、残業したとしても1時間。

そして、始まりも14:00からなので午前中はゆっくり過ごすことができます。
友達と遊んだり、飲みに行ったりする時間はほぼできない時間だったので、友人との約束などはできませんでした。

夜勤

1番勤務時間が長いのが、この夜勤。
《17:00-翌10:00》という勤務時間です。

夜勤はほぼ寝ることができない勤務だったので、肉体的には1番しんどかったことを記憶しています。
忙しい時は1時間睡眠、暇な時は3時間睡眠することができました。

夜はお客様へのサービスよりも、事務的な仕事が多くありました。
締め業務、翌日の新聞発注、翌日のタイムスケジュールの確認、備品整理など。

1番の夜勤のメリットは、午前中に仕事が終わること。
仕事終わりは先輩達と、食事しに行ったり、築地にお寿司を食べに行ったり自由な時間を過ごしました。
翌日も夜勤であれば、17:00からスタートなので丸一日休みみたいなもんです。
慣れてくると自分のペースで仕事ができる、夜勤が好きになる人も多いです。

給与

ホテルマンはサービス業です。
特別なスキルがあるわけではなく、専門性があるわけでもなく、国家資格が必要なわけでもありません。
言ってしまえば「誰でもなれる仕事」なのです。

世間的には

ホテルマンって素敵ですね!

などと言われることは多いのですが、実際は超肉体労働です。
ハード面を見れば確かに華やかに見えるかもしれません。

【ホテルマン】という仕事のやりがい

ホテルマンを目指すため、ホテルの専門学校へ入り、ホテルに就職をしました。
今思えば、本当に毎日が楽しかったですし、やりがいはとてもありました。

芸能人やスポーツ選手のアテンド

私もミーハーなので、知っている芸能人の方やスポーツ選手が来るときはテンション上がりました。
見たことがある芸能人やスポーツ選手は以下の通り。

・松井秀喜さん

・清原和博さん

・長嶋茂雄さん

・福山雅治さん

・香取慎吾さん

・藤原竜也さん

・中村俊輔さん(セルティックチームが宿泊)

・松嶋菜々子さん

まだたくさんいらっしゃいますが、アテンドした中で印象的だったのが、松嶋菜々子さん。
部屋まで案内をしたのですが、とても親切にお話をしてくださったのを覚えています。

ちょっとしたつまみ食いができる

これは言っても良いのか…。
まぁ13年前の話なので。


私はクラブラウンジのバトラーとして勤めいた時期がありました。
クラブラウンジとは、会員メンバーや少し高いお金を払うと利用できるラウンジです。
朝食、アフタヌーンティー、カクテルタイムを利用することができ、アルコール類も無料でもらうことができます。

サービスの提供が終わると、食事は破棄しなければなりません。

私

これ、捨てちゃうなら食べたい…

しょうもないですが、少し頂いてしまいました。w
こういったことができるのも、ホテルマンのやりがいかもしれません。

富裕層の方と会話できる

正直、1番はこの「富裕層の方と会話できる」ことです。
私が独立したキッカケにもなりました。

私がせかせか働いている中、昼間にシャンパンを飲みながら会話する40代くらいの方がいたり、若いお姉さんといつも一緒に宿泊される方など様々なお客様がいました。

私

どうやったらおれもあんな風になれるんだろう?

全くイメージつかない。。。

サラリーマンになること以外、考えたことがなかった私。
この環境にいたからこそ、外の世界や経営者を目指そうと思ったのでしょう。

私がホテルマンを辞めた理由

私は18歳の時、ホテルの専門学校に通っていました。
夏休み、冬休みの間、インターンシップでホテルで働いていました。
私がインターンシップで行くことになったのが後に私が就職することになる外資系のホテルでした。

配属先はベルボーイ。
ロビーにいて荷物や部屋まで案内する仕事です。
有名人の方や芸能人の方、スポーツ選手などたくさんいらっしゃっていました。

最初は憧れの仕事に就けた充実感がありましたが長続きはせず…

ホテルマンを辞めた5つの理由

時間の拘束が長い

業務時間は決まっていますが、必ず残業があります。
サービス業なので仕事を終えるタイミングというのがお客様との接客が終わった時です。
良くお話をされるお客様に当たったり、クレームなどが起きるとまず帰れません。w
特に仕事ができるわけではなかったので(むしろできなかった)いつも帰れない日々でした。

ガチガチの縦社会

ホテルにもよると思いますが、私がいた部署は完全に体育会系でした。
自分の意見が言える環境はなく、「いかに怒られないように仕事をするか」という感じでした。
お客様に意識を向けるより、上司に気を遣うことが多かったです。
こんな状態では良いサービスはできないですよね。

給料が低い

アルバイトの時、時給950円。
大体月120時間くらい働いていたので約12万くらいでした。
正社員になってからはフルタイムで額面17万(手取り13万)でした。
今思えば、本当に良くこの状況でやっていたなと思います。

自分が望んでこのホテルマンという仕事に就きました。
「給料」よりも「やりがい」が大事と思っていました。
しかし、現実思うようにいきませんでした。

キャリアの選択肢が少ない

特別なスキルや専門性がないホテルマンは、転職するにしても同業のサービス業に就くことが多いです。
私自身は、すぐにフルコミッションの営業をしたので難しい転職ではありませんでした。

年齢を重ねれば重ねるほど、転職は難しくなります。
営業職であれば、別会社に営業として行くことができますし、エンジニアであればいくらで行く先はあります。

若かったり、キャリアの最初であればサービスを学ぶいい機会にはなるでしょう。

やりたいことがあった

ホテルを退職する当時、22歳だった私にはやりたいことがありました。
漠然としていましたが、【お金と時間の自由】を手に入れたいと本気で思っていました。
いくら働いても給料は上がらないし、時間もできない。

そこで私は、ホテル以外の仕事で、かつ収入と時間の両方を得られる方法を模索しました。
それが「独立」という道でした。

フルコミッションの営業は固定給はありませんが、売れば売るほど給料は青天井。
時間の拘束もなしとまさに打って付けの条件だったのです。

家族、友人らには反対されましたが、私の意思は変わりませんでした。

キャリアは関係ない

ホテルマン〜独立〜起業

と聞くと大変珍しがられます。
確かに私の周りにホテルマンから起業した人はいません。

環境が人を変える

当時、独立を目指しありとあらゆるセミナーや塾に参加しました。
もちろん、仕事しながらです。
活動していくと自分の中の当たり前が変わってくるのがわかりました。

年収1000万て意外と簡単なんだな

起業する人って珍しくないんだな

なぜこのような考えになるかと言うと、

環境がそうさせるから

です。

昔はホテルマンの友人しか周りにいなかったのが、気付いてみると起業してる人、稼いでる人、自由な発想を持った人がたくさんいました。
そういう環境にいると自然と自分もそのような考え方になってきます。

行動する→環境が変わる→考え方が変わる→遠くを目指せるようになる

どこの大学出たか、どこの企業に就職できたのか、こんなの関係ありません。(強がり半分)

やる人はやるし、やらない人はやらないだけです。

言い訳しない

おれは学歴ないからな〜

もう30歳だし、今さらチャレンジなんて…

これは全て「言い訳」です。
始めるタイミングが遅いなんてことはありません。
人生今が1番若いんです。
思い立ったら行動していきましょう。

まとめ

ホテルマンの実態 給与や勤務体系】についてお話をしてきました。

【今日の内容】

・ホテルマンは激務で安月給であるが、やりがいはある

・ホテルを辞めた5つの理由

・人生今が1番若い

とても良い思い出が残っているホテルマン時代。
いろんな出会いや、ホスピタリティを学ばせて頂きました。
貴重な体験もして、今の仕事にも生きています。
本当に感謝です。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。

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コメント

  1. […] 私もホテルマン時代、クラブラウンジでバトラーをしていました。そんな私からするとクラブラウンジのサービスや料理などのクオリティーは気になります。 […]