【簡単解説】インデックスファンドとアクティブファンドの違いとは? 【初心者向け】

投資

皆さん、こんにちは。

元外資系ホテルマンのFPトリップです。

今回は【インデックスファンドとアクティブファンドの違いとは?】についてです。

こんな方はぜひご覧ください。

✔︎インデックスファンドとアクティブファンドの違いを知りたい

✔︎投資の勉強中

✔︎投資信託の勉強中

この違いがわからないと投資信託への投資は難しくなります。

それぞれのメリットとデメリットを解説していきます。

インデックスファンドとアクティブファンドの違い

投資信託は、運用方法によって「インデックスファンド」と「アクティブファンド」の2種類に分けられます。
初心者が購入する時はどちらのファンドを選べば良いのか?
まずは2つの違いを説明していきます。

インデックスファンドとは

市場平均(ベンチマーク)と同じような動きをする運用を目指すファンドのことをインデックスファンドといいます。
ここでいう市場平均とは、株式を例にあげれば「日経平均株価」や「TOPIX」、米国では「S&P500」などの株価指数のことを指します。

インデックスファンド3つのメリット
SMBC日興証券より引用

①投資成果がわかりやすい

②分散投資できる

③コストが安い

上記のような市場に投資することができるので、指数の動きに連動するので値動きがわかりやすいのが特徴です。

そして、一つで多数の銘柄群に分散投資できることもメリットです。
リスクを抑える効果が期待できます。

最後は運用コスト(信託報酬)が低いので、長期投資に向いています

SMBC日興証券より引用

インデックスファンドの2つのデメリット

①短期で大きなリターンを狙いにくい

②投資経験が積みにくい

インデックス投資のメリットに、手間がかからないことが挙げられますが、投資の経験を積みにくいとも言い換えられます。
個別株を売買する場合には、その企業の財務状況などをチェックします。
そのため、株の知識に加え、経済や財務の知識も身につけることが可能です。

インデックス投資の場合、日々チェックするのは株価の動向程度という場合が少なくないかもしれません。
そのため、個別株の売買の経験を積むのと比べると、経済や財務の知識がより多く身に付くことは期待できないでしょう。
しかし社会情勢や市場への興味関心は投資を始める前と比較して湧くはずですし、市場の動きに合わせて売買のタイミングの感覚もつかめてくるはずです。

アクティブファンドとは

アクティブファンドとは、独自の銘柄選択や資産配分により、株価指数等の動きを上回る投資成果を目標とする運用方法のことを言います。

アクティブファンド2つのメリット

①ベンチマーク以上のリターンが期待できる

②商品の種類が豊富

アクティブファンドのマネージャーは膨大な情報を元に高度な分析手法を用いて運用を行っており、上手くいけばベンチマーク以上のリターンも期待できます

昨今の市場においては中央銀行など公的機関の存在感も増しています。
これらの参加者は経済合理性がない投資行動を取る時があり、その際市場価格に歪みが生じます。
こういった歪みは収益につながりやすく、機械的に決められた取引を行うインデックス運用ではなく、収益チャンスを常に狙っているアクティブ運用でなければ獲得することが出来ない領域になります。

設定されている投資信託の9割程度はアクティブファンドです。
バリュー投資やグロース投資などさまざまな運用手法がある他、AIやフィンテックなどの「テーマ型投信」、毎月分配金を出す「毎月分配型投信」などに加え投資対象のバリュエーションも豊富です。

アクティブファンド3つのデメリット

①運用コストが高い

②パフォーマンスが相対的に良くない

③ファンドマネージャーのスキル次第

アクティブファンドには運用を担当する「ファンドマネージャー」、銘柄を分析する企業調査専門の「アナリスト」など、たくさんの人が運用に関わっており人件費がかさみます
また、企業経営者との面談などを重ね、投資先選定に手間をかけるアクティブファンドは、インデックスファンドの2倍以上のコストがかかっていると言われています。

常にリスクヘッジを考えながら運用している傾向が強く、相場が下落基調の時には損失を抑えてくれる可能性も高いのですが、ベンチマーク自体が右肩上がりの時にしっかり追随出来ているかが不安なポイントになります。

例えば、株の指数が上昇する局面ではインデックスファンドの成績は良好になります。
その際、アクティブファンドは銘柄選択によりインデックス以上のリターンを得ようとするわけなのですが、指数が上昇してからポートフォリオを構築するのではエントリーが遅過ぎます。

つまり、株が上がると予測して事前に良い銘柄を仕込めていないと大きく勝てないことになります。
結局、相場の局面判断を当てることが、超過リターン獲得の為には一番重要になってきます。
こうした背景から、ベンチマークを上回るパフォーマンスを残すことは容易ではなく、ゆえにインデックスファンドと比べて成績が劣るファンドも珍しくないのです。

ファンドマネージャーにはそれぞれ相場環境に得手不得手があります。
過去の成績の推移と相場環境を照らし合わせて検証すれば、ファンドマネージャーの傾向は分かるかもしれませんが、かなり手間がかかります。
良いアクティブファンドを見分けるのは難易度が高いと言えます。

実際の成績を比較

実際にどのくらいのリターンが出ているのか比較してみましょう。

インデックスファンドの成績

こちらはTOPIXとS&P500です。
直近10年を見てみると、両方伸びています。

この理由はGAFAM(Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft)が大きく伸びたことです。

アクティブファンドの成績

近年の成績をみると、アクティブファンドの9割が相場に勝てないという結果となっています。
厳選して1割を狙っていくのは至難の業になります。

まとめ

【インデックスファンドとアクティブファンドの違いとは?】について解説をしてきました。

【今日の内容】

・インデックスファンドはベンチマークと同じ動きをする

・アクティブファンドはベンチマークを上回る動きをする

・近年の成績を比較するとインデックスファンドの方が成績が良い

現状でいうと「インデックスファンド有利」な状況です。
私もS&P500に投資していますが、2年間で約17%の成績を出しています。

結論は

手数料が安いインデックスファンドで投資する

投資初心者の方は、まずインデックスファンドからスタートすることをお勧めします。
特に米国のS&P500は一つポートフォリオに組み込むべきでしょう。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。

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