皆さん、こんにちは。
元外資系ホテルマンのFPトリップです。
今回は「S&P500はこれから儲からない!?」についてです。
こんな方はぜひご覧ください!
✔︎S&P500に投資している
✔︎S&P500を信じている
✔︎S&P500に投資をしようとしている
結論!
S&P500はずっと儲けられません!
その理由を説明していきます。
S&P500とは
S&P500についてはこちらで解説していますので併せてご覧ください。
誰もが知ってる企業ばかり
一言で言えば
アメリカ優良企業500社の集合体です!
こんな企業が500社に入っています。
・Apple
・Amazon
・Microsoft
・Tesla
誰もが知っている企業ばかりですよね!
ここに投資することができるなんて、素晴らしいですね!
過去のリターン
日本のTOPIXは30年のリターンは2.4%。
アメリカのS&P500のリターンは11.4%。
仮に30年間、毎月5万円をS&P500積立をしていたらなんと
8,000万円以上に!!(積立額1,080万円)
こんな数字見たら、やらずにはいられませんね!
S&P500の弱点
無敵に見えるS&P500ですが、不安な点も実はあります。
弱点を見ていきましょう。
弱点①GAFAM頼り
GAFAMとは、「Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft」の頭文字と取った総称です。
S&P495という指標をご存知でしょうか?
GAFAMを除いたS&P495のリターンは以下の通り。
なんと、日本のTOPIXとほぼ一緒!
いかにGAFAMに頼っているかがわかります!
GAFAMがいつまで王者に君臨しているか…
弱点②30年後の時価総額ランキングトップはアメリカではない
平成元年、時価総額ランキングトップはNTT、そしてほとんどが日本企業でした。
令和元年、時価総額ランキングトップはApple、そしてほとんどがアメリカ企業。
ではこのままアメリカ企業が続くのでしょうか。
そうはいかないでしょう。
中国、インド、新興国などが台頭してくるでしょう。
弱点③バブル中にいる人はバブルであることに気付けない
リーマンショック前の不動産バブルの時も、利益の裏付けのない企業の株価が恐ろしいほどに高い評価を受けていたと考えられます。
S&P500は20年、30年単位で保有すれば2倍、3倍になることも見込めるけれども、いったんバブルに巻き込まれてしまうと、暴落前に買ってしまった自分の持ち値、簿価を上回り、利益が出るまでに相当に長い時間がかかってしまいます。
分散投資の重要性
S&P500の弱点がお分かり頂けたかと思います。
投資する上では取り組んでおいて損はないですが、投資の格言として「一つのカゴに全ての卵を入れるな」という言葉があります。
様々な場所やモノへ分散することが求められます。
ではどんな場所やモノへ分散するのが良いでしょうか。
分散①不動産
不動産へ投資することも一つの選択肢です
私自身も投資していますが、安定した収益をもたらしてくれます。
株式などに比べると暴落するリスクが低く、長期で保有することでメリットが高まり老後資金としても活用することができます。
分散②投資信託やETF
S&P500を買うのにも、投資信託で買うのか、ETF(上場投資信託)で買うのかによってリスク許容度やリターンが変わります。
ETF | 投資信託 | ||
取引可能時間 | 金融商品取引所の取引時間 | 原則15時までに申込み | |
取引価格 | 市場での時価 | 1日1回算出される基準価格 | |
注文方法 | 成行・指し値注文が可能 | 基準価額が分からない状況で購入・換金の申込みを行う | |
信用取引 | できる | できない | |
購入先金融機関 | 証券会社 | 証券会社、銀行など | |
コスト:購入時 | 売買手数料 (証券会社によって異なる) | 申込手数料 (ファンドや販売会社ごとに異なる) | |
コスト:売却時 | 売買手数料 (証券会社によって異なる) | 信託財産留保額など (ファンドや販売会社ごとに異なる) | |
配当・分配金 | 分配金 | 分配金 (運用方針によって分配金が出ないものもある) | |
ETFメリット
- ✔ 値動きがわかりやすい
- ✔ 市場を見ながらリアルタイムで売買できる
- ✔ 信託報酬率が投資信託よりも低めの傾向
投資信託メリット
- ✔ マネックス証券では原則100円から購入可能
- ✔ 積立可能(※毎日・毎月の積立頻度から選べます)
- ✔ 少額から投資ができるので投資初心者でも購入しやすい
- ✔ 米国の株式が投資対象でも「日本円」で購入可能
ETFの魅力の一つに、株式と同じように売買できることがあげられます。
そのため、株式投資に慣れている方であれば、ETFの方がなじみやすいかもしれません。
しかし、株式と同様に取引毎に売買手数料がかかります。
さらに単元(ETFの多くは1口単位で売買可能)での購入になるため、金額指定の買付をすることができませんし、積立をするにも大きなハードルがあります。
投資信託であれば、簡単な設定で、定期・定額の買付が可能ですので、忙しい方や初心者の方には向いているかもしれません。
分散③債券
債券は国や企業などの発行体が、投資家から資金を借り入れるために発行する有価証券です。
債券には満期が定められており、満期となる償還日には、額面金額が投資家に払い戻されます。
投資家は、発行体に対してお金を貸す代わりに利子をもらう、というイメージです。
一般的に株式や投資信託などに比べて安全性の高い投資商品と言えます。
一般的に、債券投資のリスクは主に4つです。
- 途中で売却する場合、売却価格が当初の購入価格から下がっている可能性がある(価格変動リスク)
- 購入した債券の発行体が破たんする可能性がある(信用リスク)また、外国債券の場合にはさらに2つのリスクがある
- 換金時に為替レートの変動により為替差損が生じる可能性がある(為替変動リスク)
- 発行体の所在する国・地域の政治・経済環境により価格変動等が発生する可能性がある(カントリーリスク)
これらのリスクに対応するためには、世の中の金利の動きや債券の格付けを確認することなどが有効です。
まとめ
【S&P500はこれから儲からない!?】についてお話をしてきました。
【まとめ】
・GAFAM頼り、アメリカ一強時代終焉、バブルに気付けない
・分散投資の大切さ
S&P500について考え方が少し変わったのではないでしょうか?
いずれにしてもまだまだS&P500が強いことには変わりありません。
S&P500一択の人は、今後のことも含めたポートフォリオの設定が必要になるでしょう。
定期的にプロに見直してもらいましょう!
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました!
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